志摩の海女が失踪16年後...東京3億円ビルと末の息子
2026/10/08
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1994年、三重県・志摩半島で一人の海女が忽然と姿を消しました。  70歳を過ぎても潜水の腕は村で一番。あの日も夜明けとともに海へ入りましたが、日が高くなっても彼女だけが戻らなかったのです。海上保安部が3日間にわたり海底を捜索しても、遺体はおろか、潜水着の切れ端ひとつ見つかりません。長年の仲間たちも首をかしげるばかりで、事件は手がかりを失ったまま迷宮入りとなりました。しかし16年後、東京で思わぬ事実が浮上します。税務署の調査官があるビルの名義を確認した瞬間、そこに記されていたのは、16年前に消えたはずの彼女の名前でした。しかも名義変更は失踪からわずか3か月後、手続き書類の日付も彼女が消えた後のものだったのです。海で消えた海女と、都心にそびえる3億円ビル。さらに、その背後に見え隠れした末の息子。  この二つを結びつけたのは誰なのか。沈黙の16年が隠した真相が、静かに動き始めます。

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