朝食を作り消えた妻…防犯カメラに映る…
2026/10/08
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2013年8月12日の明け方5時、静岡の家で、毎朝欠かさず朝食を作っていた妻が、忽然と姿を消した。食卓には、作りたての味噌汁、焼き魚、きちんと並べられた箸が残されていた。だが、その前に妻の姿だけがなかった。携帯電話も財布も旅行カバンも寝室に置かれたまま、家を出た形跡は薄かった。三十年間、同じ席で朝食を共にしてきた夫は、失踪届を出した警察に真っ先にこう告げた。「路地の先の防犯カメラを確認してください」。映像には、午前5時12分、風呂敷包みを抱えた中年女性が大通りへ歩く姿が映っていた。夫は涙ながらに、それが妻だと断言した。しかし数日後、同じ映像を見返した夫は、突然、両手で口を覆って固まった。そして2026年春、倉庫の解体作業中、コンクリートの内側からビニールに包まれた遺骨が見つかる。そこには干物と腕時計も残されていた。十三年間、彼が毎朝通り過ぎていた場所だった。あの朝、消えた妻の正体とは何だったのか。事件の全貌は、まだ闇の中にある。

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