年を重ねると、「まだ使える」と思ってしまう物ほど、危険を静かに抱え込む。 壊れていないように見えるため、交換のタイミングを逃しやすいのだ。第五位は、底がすり減った靴。履き心地は変わらなくても、濡れた床では一瞬で足元を奪われる。第四位は、ゴムが伸びきったズボン。歩くたびに腰からずれ落ち、自分の裾を踏んで転倒を招く。第三位は、へたった敷布団。体重のかかる部分から潰れ、寝続ければ体が悲鳴を上げる。第二位は、何年も差しっぱなしの延長コード。内部にほこりがたまり、熱がこもり、差し口が焦げ始める。そして第一位は、火災警報器の電池だ。いざという時、逃げるための合図が鳴らない。危険は、気づいた時にはもう遅い。今日は一つだけでも、替え時を見直してほしい。