年を重ねて初めて見えてくるのは、華やかな思い出ではなく、静かに忍び寄る老後の残酷な現実です。 第五位は、いつもの信号を渡りきれなくなること。点滅に急かされるたび、外出そのものが怖くなっていきます。 第四位は、冗談が本気の心配に変わる瞬間です。家族が笑わなくなり、軽口さえ口にしづらくなる。 第三位は、窓口で「画面からどうぞ」と返されること。かつては一言で済んだ用事が、今では画面の中に押し込められ、解決の手段まで奪われます。 第二位は、「その年で」と先回りされる習い事の話。始める前から心配され、挑戦する気持ちが遠のいてしまう。 そして第一位は、医者に子どもを通して話され、本当の具合を自分で伝えられなくなること。暮らしの主役が自分ではなくなる、その残酷さこそ、老後の現実です。