肝臓から発せられる危険サインの一つが、以前とは違う口臭です。肝機能が低下するとアンモニアなどの有害物質を十分に処理できず、独特のツンとした臭いが口から感じられる場合があります。また、原因不明の強い皮膚のかゆみも見逃せません。肌に発疹がないのに全身がかゆい、夜眠れないほど症状が続く場合、肝臓の異常が関係している可能性があります。胆汁の流れが悪くなり、ビリルビンなどの物質が体内に蓄積することで、かゆみにつながることがあるのです。さらに、皮膚や白目が黄色くなる黄疸、爪が白く濁る変化、顔や首に現れる赤い血管の模様、手のひらの赤みなども注意すべきサインです。これらは肝臓の機能低下によって体内バランスが崩れ、血管や色素に変化が起こることで現れることがあります。進行すると、お腹が膨らむ腹水や足のむくみ、お腹の皮膚に血管が浮き出る「メデューサの頭」と呼ばれる状態、慢性的なだるさなどが現れる場合もあります。