まず一つ目は、完全に乾燥させた「干し飯」だ。そのままポリポリと食べられ、湯を注げば一瞬でふっくらとした米に戻る、まさに現代のアルファ米の原型である。二つ目は、里芋の茎を味噌で煮込み縄状に編んだ「芋がら縄」だ。旅の荷物を縛るロープとして使い、いざとなれば鍋に入れて即席の味噌汁を作るという驚異のアイデアである。三つ目は、米粉に高麗人参や蜂蜜を混ぜて蒸し上げた「兵糧丸」だ。一粒で膨大なカロリーと栄養を補給できる、忍者が愛用した最強のエナジーバーであった。最後は、強い塩気と抜群の保存性を誇る「干し納豆」である。過酷な旅の最中でも、手軽にタンパク質を補給できる究極の携行食として活躍した。過酷な江戸の旅で、あなたが一番持ち歩きたい携帯食は何ですか?