余命わずかと知った母、54歳。癌との闘病生活を送りながらも、彼女は一人息子の光一君の人生を支えるためにある決断をしました。自閉症を抱える12歳の息子が、母の存在なしで生きていけるように――それが彼女の願いでした。母は人生の節目のために、メッセージをビデオに収めました。「中学校入学おめでとう。新しい場所で、友達を見つけたり、たくさんの経験を楽しんでね。一生懸命頑張る君を、私はいつも見守っているよ。」母の想いが詰まったそのメッセージは、光一君の人生の指針となるのです。彼はその後も母の愛を胸に抱き、大きな一歩を踏み出しました。