平成6年10月、島根県松江市の小さな旅館で、一家4人が突如として行方不明になる衝撃的な事件が発生しました。旅館の主人である松本誠さん(47歳)、妻の和子さん、大学を休学中の息子健一さん(23歳)、そして高校3年生の娘美帆さんの4人が、痕跡を残さず消えてしまったのです。警察は初期捜査の末、「家出の可能性が高い」と結論づけましたが、真相は未解決のまま6年の歳月が流れました。平成12年、老朽化した旅館の解体作業中、ある作業員が2階の天井裏から黒いカバンを発見。その中には、松本一家4人分の衣服や身分証が無傷のまま残されていました。この発見により、忘れかけられていた事件が再び大きな注目を集め、警察も捜査を再開。誰が、なぜ天井裏にそのカバンを隠したのか?残された証拠を手がかりに、真実を求めて関係者の取り調べが進められていきます。かつての従業員や家族の弟、更には近隣の住民までもが疑いの目を向けられる中、ある人物が6年間秘め続けた秘密を明かし始めるのです。旅館で起きた恐ろしい事件の全貌とは?そしてそこに隠された真実とは?