「ピエロと呼ばれてしまう息子、しかしその笑顔は誰よりも強い。」父親の浜口洋平はそう語る。彼の息子は珍しい皮膚疾患、ローテ使用四輪線を患っている。この疾患がもたらす苦痛は計り知れない。全身の皮膚は魚の鱗のように硬化し、その一部は剥がれ、また新たに堆積していく。とりわけ足の裏は負担が大きい場所だ。歩くたびに硬い皮膚が裂け、次第に傷となり、日常生活を阻む大きな障壁となる。浜口は息子のために、週に一度、特別な手入れを欠かさない。硬くなった皮膚を剥がす作業。その際は決して無理をしない。痛みを伴わぬよう、息を詰めゆっくりと慎重に進めていく。「取れた…!今日はこんな大きい部分が剥がれたんだ」指先に載せた皮膚を見つめながら、浜口は不器用な笑みを浮かべる。