1985年、日本中を熱狂させた伝説のヤンキー映画『ビー・バップ・ハイスクール』。強烈なキャラクターと迫力ある喧嘩シーンで一世を風靡した作品の裏側には、想像を超える過酷な撮影現場がありました。中でも語り継がれているのが、小沢仁志さんが経験した壮絶なアクシデントです。ラストシーンの撮影中、小沢さんは骨折しながらも病院で治療を受け、痛みを抑える処置をして現場へ復帰。しかし、本番直前には意識を失うほどの状態だったといいます。それでも撮影は続行され、中村トオルさんとの格闘シーンで悲劇が起こりました。バックドロップを受ける場面で、本来用意されていたマットの位置を外れ、マットのない場所に技が決まってしまったのです。その衝撃で小沢さんは完全に気絶。幸い大きな事故には至りませんでしたが、本人は後年「その時の記憶がほとんど残っていない」と語るほど、命懸けの撮影でした。