過去に発表された大津波警報は、2000年以降わずか3例に限られています。いずれも日本や世界を揺るがした大規模な地震に伴うもので、甚大な影響をもたらしました。1例目は、2024年元日に発生した能登半島地震です。石川県でマグニチュード7.6の地震が起き、石川県沿岸に大津波警報が発表されました。北海道から九州の日本海側でも津波が観測され、石川県や新潟県では最大5メートル前後の津波が確認されました。2例目は、2011年3月11日の東日本大震災です。三陸沖を震源とするマグニチュード9.0の巨大地震発生後、わずか数分で岩手県、宮城県、福島県に大津波警報が出されました。その後、警戒範囲は広がり、翌日には北海道から高知県にかけての沿岸にも発表されました。3例目は、2010年2月27日に発生した南米チリ沿岸の巨大地震です。マグニチュード8.8の地震を受け、翌28日に青森県太平洋沿岸、岩手県、宮城県へ大津波警報が発表されました。国内では1メートル前後の津波が観測され、改めて津波への備えの重要性が浮き彫りになりました。