置き配の荷物が何度も盗まれるという被害に悩まされていた名古屋市内の自営業男性が、執念の行動によって容疑者逮捕につなげた。男性が用意したのは、位置情報を追跡できる「AirTag」を仕込んだ“おとりの荷物”だった。配達員と直接接触する必要がなく、コロナ禍以降広く普及した置き配。しかし一方で、玄関前に置かれた荷物の盗難トラブルも増えている。今回被害に遭った男性も、最初は「自分の勘違いかもしれない」と考えていたという。ところが、ゲーム機やフィギュアなどの荷物が次々となくなり、約1か月の間に少なくとも5回以上の盗難被害を確認。「絶対に犯人を捕まえたい」と決意した男性は、AirTagを購入した。そして、宅配便に見える段ボールの中へゲーム機とAirTagを隠し、自宅の玄関先に設置。犯人からは普通の荷物にしか見えないよう工夫したという。おとりの荷物を置いてから2日後、男性はAirTagの位置情報が動いていることに気づいた。別の荷物を届けに来た男が自宅を離れた後、位置情報が遠ざかっていくことを確認し、すぐに追跡した。