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松下幸之助と三洋電機。義兄弟の60年物語
2026/07/18
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松下幸之助が、人生の中で複雑な思いを抱き続けた企業がありました。それが、妻の弟である井植歳男が創業した三洋電機です。両社の関係は単なる競争ではなく、深い絆と激しい挑戦が交差した、約60年にわたる物語でした。1918年、23歳だった松下幸之助は、21歳の妻むめの弟、15歳の井植歳男と出会います。井植は松下電器に入り、やがて専務として幸之助を支える存在となり、約30年間、会社の成長に大きく貢献しました。しかし戦後、松下電器はGHQによって経営陣の整理を求められ、井植は会社を離れることになります。1947年、彼は一から三洋電機を創業。小さな会社は、革新的な技術を武器に急成長していきました。1970年の大阪万博では、人間洗濯機を発表し、未来の暮らしを象徴する存在として大きな注目を集めました。一時期、三洋の洗濯機が松下を上回るほどの勢いを見せ、幸之助も「なぜ負けたのか」と幹部に問いかけたといわれています。また、携帯電話のマナーモードを世界で初めて開発したのも三洋でした。

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