「払うのをやめてみろよ」息子の健太が、私の差し出した月30万円の援助金を見ながら、鼻で笑って言った瞬間、胸の奥で何かが静かに切れました。私は32年間、保育士として働き、多くの子どもたちの成長を見守ってきました。退職後も、最愛の息子夫婦のためならと、大学費用、結婚費用、新居購入費、さらに毎月30万円の生活援助まで続けてきたのです。しかし健太と妻のあやは、それを「当然の権利」だと思っていました。「月30万円じゃ少なすぎる」「もっと出せないの?」「年金暮らしの老人なんだから口出しするな」その言葉の数々に、私はただ傷つくだけではありませんでした。自分が母親ではなく、ただのお金を出す機械として扱われていることに気付いたのです。決定的だったのは、健太の一言でした。「お金だけくれればいい。俺たちの生活に干渉するな」隣で聞いていた夫の文雄も、静かに怒りをにじませていました。「百合子、もう十分だ」その夜、私たちは初めて自分たちの人生について話し合いました。調べてみると、息子夫婦の生活費の多くは、私たちの口座から支払われていました。住宅ローン、光熱費、カード代、生活費……その総額は毎月約77万円。それでも健太は「俺の方が稼いでいる」と言い、私たちを見下していたのです。翌日、私は銀行へ向かいました。「すべての自動引き落としを停止してください」住宅ローン、カード、生活費、すべての援助を止めました。