百日咳の患者数が全国で急増しており、今年の3月時点で前年を上回る状況です。この病気は症状が重くなることは稀ですが、大人も感染することを知っていましたか?ここでは、百日咳の主な症状を紹介し、頻繁に見返せるようにすることをお勧めします。まず、カタル期には鼻水や軽い咳が続きます。その後、痙咳期に入り、短く激しい咳が特徴的で、息を吸い込む際に苦しそうな発作が週を超えて続きます。気をつけるべきは、肺炎を併発する可能性があり、夜間に咳が悪化することです。回復期には、咳の頻度は減るものの、突然の激しい咳が発生することがありますので注意が必要です。特に、大人は長期間続く咳が見逃されがちで、診断が遅れることがあります。子供は症状が重くなることが多いので、早めに小児科を訪れるべきです。大人は呼吸器内科の受診をお勧めします。