多くの人々は、お茶が身体に良い影響を与えると考えています。しかし、災害時や避難所では、お茶を水の代わりに飲むことは避けるべきです。特に麦茶は、常温であれば問題ありませんが、冷たいまま大量に飲むと、内臓に負担をかけ、お腹を壊す原因となることがあります。
また、玄米茶とほうじ茶は、その香ばしい香り成分が胃を刺激し、不快感や胃もたれを引き起こす可能性があります。特に災害時のストレス下では、これらのお茶の摂取には注意が必要です。
さらに、緑茶にはカフェインが含まれており、食欲を刺激し、体内の水分を奪ってしまうことで脱水症状のリスクが高まります。被災者の中には、水のつもりでお茶を飲んでさらに体調を悪化させてしまったという声もあります。
お茶はあくまで嗜好品であり、防災時には水を命を守る必需品として区別して考えるべきです。