過去に私へ執拗なロミオメールを送り続けた男が、友人の結婚式で新郎として現れた。彼は何食わぬ顔で「初めまして」と挨拶し、私も過去を封印するつもりで笑顔を返した。友人の幸せそうな姿を見れば、余計な波風など立てたくなかった。しかし式の後、届いた一通のメールで空気は一変する。「運命とはこういうことか」。花だの蜜だの、昔と変わらぬ寒気のする文面。しかも相手は、友人の夫になる男だった。私は夫に相談し、証拠を保存。友人の両親にも伝えることにした。結果、友人は入籍前に本性を知ることになる。笑うしかないほど気持ち悪いロミオメールが、彼女の人生を救う決定的な証拠となった。