夜のリビングには幸せそうな家族の光景が広がっていた。父親の翔太は長男の悠を褒めながら、次女の雪を寝かしつける姿に微笑んでいた。そして、妊娠中の妻・敦子と共に「これ以上ない幸せだよ」と語り合う。しかし、その和やかな雰囲気を一変させる一言が敦子の口から飛び出した。「私、実は結婚詐欺師だったの」。翔太は耳を疑う。「何を言っているんだ?」と困惑しながらも、敦子の説明を聞くと、確かにそれらしき行為は何一つ思い当たらない。「騙し取ったお金で家計を支え、子供たちの教育費や家のローンを払ったのよ」と敦子は涼しげに言う。その言葉に、翔太は「そんなのただの良い妻じゃないか!」と絶叫。どこまでも真面目な結婚詐欺師である敦子の計画は、幸せな家族を築き上げることだったらしい。