2004年、東京都世田谷の一戸建てで、課長・木村俊輔とその家族四人が忽然と姿を消した。玄関は内側から施錠され、防犯カメラには最後の帰宅映像しか残っていなかった。誰も夕食に手をつけず、湯気の立つ味噌汁がそのまま冷え切っていた。警察と世間は、木村が5億円を横領し家族と共に逃亡したと断定したが、7年後、家が新たな所有者の手に渡った際、地下室のセメント壁を壊すと、黒いビニール袋に包まれた現金が大量に発見された。家族は薬で眠らされ、安全に別の場所へ避難させられていたことも判明。木村の狙いは金の横領ではなく、組織の脅迫から家族を守るためだった。七年間の迷宮入りが、この地下室の暴露で衝撃の真実を示したのだ。