京都市の小学校近くで失踪した小学五年生の少年。しかし捜索に動員された警察の200人にもかかわらず、手がかりは一つも見つからなかった。突然現れたのは黄色いリュック。場所は既に捜索済みのエリアだった。まるで誰かがリュックを後から置いたかのようだ。一方、新潟市で起きた事件では、14歳の少女が姿を消した。奇妙なのは、彼女が自宅のリビングを離れてわずか10分後に、家の中から消えたという事実だ。所持品は手つかず、玄関のドアは開いたままだが、外出した形跡はない。物理的な痕跡を残さない失踪は専門家をも困惑させた。共通する問いは「何かが動かされ、現場が意図的に整理されたのではないか」というものだ。現実そのものが目撃者が最初に見た状態とは異なる形に再構築されている可能性が浮上する。そして疑問は一つに絞られる――「誰がこれを動かしているのか?」