75歳の女性は、家族との待ち合わせで訪れた場所で、自身のこれまでの人生と老後の生活について語った。若々しく見える秘訣を聞かれると、意外にも「今も仕事をしていること」だと話す。現在も飲食店で働き、厨房や接客などを経験しながら、体が動く限り続けたいという思いを持っている。もともとは自営業として自分の店を経営していたが、子育てをきっかけに店を閉めた。その後、社会とのつながりを求め、48歳頃から再び働き始めたという。しかし、自営業者だったため厚生年金には加入しておらず、老後の年金は国民年金が中心。「自分より先に従業員の給料を考えてしまい、自分の年金準備まで手が回らなかった」と振り返る。国民年金は満額でも月約7万円ほど。十分な収入とは言えず、75歳になった今も週5日ほどアルバイトを続けている。1日の勤務時間は短いものの、体力的には決して楽ではない。それでも「仕事を辞めろと言われるまでは動きたい」と前向きに語った。彼女の一番の願いは、自分自身のためではなく「子どもたちが幸せに暮らしてくれること」。家族に支えてもらえる今の生活に感謝しながら、これからも健康で自立した毎日を送りたいと話していた。自営業者の年金問題と、高齢になっても働き続ける現実を映し出すインタビューとなった。