「魚も肉も卵も食べているのに、なぜ体は弱っていくのか」。60代を過ぎた多くの方が抱えるこの疑問の裏には、知られざる体の変化があります。実は問題は、タンパク質の量だけではありません。年齢を重ねると筋肉がタンパク質に反応しにくくなる「同化抵抗性」が起こり、せっかく摂った栄養が筋肉作りに十分活かされないことがあります。田中さんもその一人でした。以前は軽々持てた買い物袋が重く感じられ、階段では手すりが必要になりました。しかし、それを「年齢のせい」と考え、変化を見過ごしていたのです。筋肉を守るためには、タンパク質を摂るだけでは不十分です。朝昼晩の食事でバランスよく取り入れ、立ち座りなどの運動で筋肉へ刺激を与えることが大切です。