「あーた!ここ開けて何にされんの!じゃあ、ここのレジ開けて!」「ここのレジ空いとるやん!だってほら、混んでるの!」「うちもさ、一人手が足りんから、そんな全部のレジなんか開けられへんよね」休止中のレジに並ぶ迷惑な客たち。イライラが募る中、お局様が痺れを切らした。「それにさぁ、もうそんな休日の午後、ずっと待ってたら誰かが開けてくれると思ったら大間違いよ!」「結構暇な男の子なんだから、他が早いって絶対ね!」…(沈黙)「ああ、まだなかなか特別行為」「てか、早く!」突然、お局様がマイクを手に取り叫んだ。「ただ今より、特別攻撃を開始します!」「休止中に並んでいた暇なお客さん、全員退場!皆さんでどうぞお見送りしてください!」スーパーに響き渡るお局様の声。周りのお客さんたちは、あっけにとられていた。