極度のコミュニケーション不全から「チー牛」と揶揄されていた中村将哉。ある日、コンビニで見かけた女性に強い関心を抱き、そのまま後を追ってしまう。人気のない路地に入った瞬間、声をかけようと決意するも、緊張で言葉が出ない。焦燥の末、彼は突然女性に抱きつくという行動に出た。女性は悲鳴を上げ、中村はその場から逃走。しかし、防犯カメラなどの捜査により身元は特定され、まもなく逮捕された。この事件はネット上で拡散され、「声もかけられないなら行動するべきではない」「勇気の使い方が間違っている」といった批判が相次いだ。些細な感情の暴走が一線を越えた時、人生を一変させる結果を招く――その現実を示した事件であった。