5年前に離婚した元夫の連れ子から、突然届いた一通の連絡。それは感謝の言葉ではなく、信じられない要求から始まった。「結婚式場代1000万円ありがとう。ババアもたまには役に立つじゃん」――かつて母親になろうと努力した相手から投げかけられた冷たい言葉に、私は耳を疑った。しかし、私はその結婚式費用を一円も支払っていなかった。「他人の式代を1000万円も払うわけないでしょう」と告げると、連れ子は驚きを隠せない様子だった。実は元夫が、息子のためだと言って私の名前を勝手に使い、豪華な結婚式の費用を用意していたのだ。離婚前から続いていた元夫の金銭問題や嘘、そして家族を利用した身勝手な行動が次々と明らかになっていく。連れ子もまた、私を母親とは認めず、過去には祖父母にまで偽りの話を吹き込んでいた。だが、真実は隠し続けられるものではなかった。元夫の不正行為が発覚し、家族も信頼も失っていく中、私はようやく過去から解放される。