双子の出産直後、「俺の飯がない」と不満を漏らした夫・光一は、妻の美穂子に愛想を尽かされることになる。産後わずか一か月、美穂子は二人の赤ちゃんの世話に追われ、昼夜を問わず授乳やおむつ替えを続けていた。まとまった睡眠も取れず、家事まで一人で抱えていたにもかかわらず、光一は「専業主婦なのだから夫の世話をするのは当然」と考えていた。食事の準備ができていないことを理由に実家へ帰った光一は、美穂子に離婚届を突きつけ、「反省するなら謝りに来い」と強気な態度を見せる。しかし、その直後、美穂子は過労と栄養失調で入院。彼女の母親から、双子育児の過酷さや産後の身体の状態を聞かされた光一は、初めて自分の過ちに気づき始める。「これからは俺が料理も覚える。父親として頑張る」と態度を変えた光一だったが、美穂子の決意は揺るがなかった。彼女はすでに離婚を受け入れ、新しい人生へ進む覚悟を決めていたのだ。さらに後日、光一が妻の妊娠中から別の女性と関係を持っていたことまで発覚する。自分の不満ばかりを口にしていた夫の裏切りを知り、美穂子は復縁を完全に拒否。双子を守るため、支えてくれる家族とともに未来へ歩き出すことを選んだ。