夏の朝、庭の水やりを始めた瞬間に聞こえる嫌な羽音。気づけば足首や腕が赤く腫れ、少し外に出ただけなのに蚊に刺されてしまう――そんな悩みを抱えている方は少なくありません。蚊取り線香や虫除けスプレーを使っても、一時的に追い払えるだけで、庭全体の蚊の数を減らすことは難しいのです。実は、蚊対策で最も重要なのは、飛んでいる蚊を追いかけることではありません。蚊が発生する場所そのものを減らすことです。蚊はわずかな水たまりでも卵を産み、約一週間ほどで成虫になります。使っていないバケツ、植木鉢の受け皿、排水溝、エアコンのドレンホース周辺など、見落としやすい場所が発生源になっている可能性があります。まずは庭を一周し、水が溜まっている場所を確認しましょう。雨水が残った容器は逆さにし、排水口の落ち葉を取り除くだけでも大きな効果があります。また、蚊は日中、草木の裏や風の少ない日陰で休んでいるため、雑草を短く刈り、風が通る環境を作ることも大切です。さらに効果的なのが、庭作業中の足元対策です。蚊は低い位置から足首を狙う習性があるため、小型扇風機の風を足元に当てるだけで接近を防ぎやすくなります。強い風を短時間当てるより、弱い風を継続して送ることがポイントです。