2013年の国会。故・三宅博議員によるNHKへの追及は、公共放送の「闇」を鋭く抉る、前代未聞の質疑となった。議員はまず、NHK職員による強制わいせつ、インサイダー取引、覚せい剤取締法違反など、2ヶ月に1件のペースで続く不祥事の多さを「犯罪のオンパレード」と厳しく指弾。組織の腐敗にメスを入れた。さらに、想定外の核心をつく質問が飛び出す。「NHKと中国国営放送CCTVの関係は何だ」 という問いだ。議員は、NHKが国会審議の内容や尖閣諸島関連の映像をCCTVに提供している実態、自衛隊からの情報流出に関する苦情を無視してきた経緯を暴露。「これはスパイ行為への加担ではないか」と、公共放送が外国勢力に利用されている可能性を衝撃的に示したのである。NHK側は「協定に基づく相互協力」と弁明するも、その具体的かつ緊密な関係性は否定できなかった。そして最後に、受信料問題へ。議員は、177万件に上る滞納債権の総額、特に「5年以上経過した時効債権がいくらか」 を執拗に追及。NHK幹部は「年ごとに区分管理していない」と回答し、実態を把握していない実情を露呈させられる。これは、本来請求権のない古い債権を曖昧に抱え、国民に負担を強いている疑いを生んだ。