老後になると、通帳を見返しても「何に使ったのか」がすぐには思い出せない出費が増えていく。金額は小さくても、記録には残りにくい。 見落としやすいのは、自販機で買う飲み物だ。散歩帰りの一本だからと気にせず、気づけば積み重なっている。第四位は、買い物のついでに買う小さな贅沢。食費に紛れると、出費の輪郭が消えてしまう。 第三位は、電子マネーで払う昼ご飯。チャージ残高だけを見ていると、一食ごとの実感が薄れる。第二位は、カードでまとめて買う日用品。通帳には一行で記され、何を買ったかまでは残らない。 そして第一位は、もう使っていない月額サービスだ。今月も開かなかった画面の裏で、支払いだけは静かに続く。 少額だからこそ見過ごしやすい。しかし、その先にある使途を見直せば、本当に残したい楽しみにお金を回せる。