夫の雅紀は、家事も育児もせず、娘の凛を甘やかすだけの父親だった。ある朝、契約書に落書きされたと激怒した彼は、突然叫んだ。「夜尿症が臭いんだよ!お前ら二人とも近づくな!」私は凛をかばいながら首をかしげた。「え?凛はおねしょなんてしてないわよ」その違和感が、すべての始まりだった。実は匂いの正体は、雅紀の浮気相手・沙織。しかも彼女は夜尿症に悩んでおり、前夜一緒にいた雅紀の服に匂いが移っていたのだ。証拠を突きつけると、雅紀は顔面蒼白。私は離婚届を置き、慰謝料と養育費を請求した。残ったのは、凛と私の静かな新生活だけだった。