国民的番組「8時だョ!全員集合」が視聴率50%を超える大人気番組へ成長する裏側で、ザ・ドリフターズは大きな危機を迎えていました。その中心にいたのが、独特の存在感で笑いを生み出した荒井注です。音楽バンド時代のドリフに加わった荒井は、決して完璧なピアニストではありませんでした。しかし、ふてぶてしい態度や予想外の返しが次々と笑いへ変わり、ドリフの個性を形作る重要な存在となっていきます。やがて番組は空前の成功を収めますが、1974年、荒井は突然脱退を決意します。長年支えてきたリーダーいかりや長介は「腰が曲がっても白髪になっても一緒にやろう」と引き止めました。しかし荒井の答えは変わりませんでした。