満員電車の中、俺は痴漢行為をする男を目撃した。その場に黙っていられず、その男を止めた。不安に怯える女性を助けようとしたが、男は逃げた。しかし駅員に事情を説明するなどしているうちに、大幅に遅刻してしまった。会社に戻ると、上司の江藤部長は怒りを露わにし、オレをクビにすべきだと叫んだ。事情を説明したが、信じてもらえない。挙句の果てには、大事な会議資料を粗末に扱われた。心身ともに限界を感じ、辞表を提出するか悩んだ。しかし、本社で専務に呼び出されるや否や、状況は一変した。専務の川瀬氏は、朝助けた女性の父であり、感謝の言葉をかけられた。その女性が専務の娘であったことに驚き、業務を超えた俺の行動を称賛され、逆に本社へ誘われたのだった。その後、部長の悪行が暴かれ左遷。オレは社内の評価も上がり、専務とその娘との関係も良好に。公私ともに幸せな日々を送っている。