富士の樹海と聞くと、誰もが想像するのは神秘的で少し不気味な森だ。そんな樹海の奥深くに、まさか集落があるなんて信じられるだろうか?実際に行ってみた。車を走らせること約5分、森の中に現れたその集落は、静寂に包まれていた。住んでいるのは、かつて災害で村を失い、命からがら避難してきた人々だという。村全体が民宿となっており、観光客を温かく迎え入れている。家々は昔の面影を残しつつ、清潔で整っており、時代に取り残されたような独特な雰囲気が漂う。「何百メートルも続くこの道を歩くと、ここがただの観光地ではなく、人々の歴史と暮らしが詰まった場所だと感じる」と、ある住民が語る。集落は小さいが、その存在感は圧倒的だった。