小林麻美は、17歳でモデルデビューを果たし、その後、資生堂のCMで一躍注目を浴びた。笑顔を封じたクールな表情と洗練された都会的な雰囲気で、一時代を象徴する存在となった彼女。1972年には「初恋のメロディー」で歌手デビューを果たし、1984年には「雨音はショパンの調べ」という楽曲が大ヒット。男女を問わず多くの人々に支持され、そのミステリアスな魅力で昭和のトップアイコンとなった。しかし、1991年に元ザ・スパイダースのドラマーであり、芸能事務所社長の田辺昭知との結婚を発表。7年にわたる秘密の交際とすでに子どもがいたことは世間を驚かせ、多くの話題を呼んだ。そして芸能活動を引退し、専ら家族と向き合う生活を選んだ彼女は、その後、約25年間公の場から姿を消した。2016年、雑誌「Ku:nel」の表紙で突如復帰した小林。そのとき、スウェットシャツ中心の生活を笑いながら語っていたが、その佇まいは全くブランクを感じさせず、再びファッションアイコンとして注目を浴びた。現在はオンラインショップの監修を手掛け、雑誌連載やモデル活動を行うなど、多方面で活躍。ハイブランドもカジュアルも見事に着こなし、50代を超えた今もなお、そのアンディで気品ある美しさを保ち続けている。