国会の質疑は、静かな緊張に包まれていた。高速道路を逆走したペルー国籍の男性、飲酒ひき逃げが報じられた中国国籍の男性――相次ぐ重大事故を前に、吉川議員は警察庁へ厳しく迫った。外免切替の取得者は十年で約二・五倍に増えた一方、国籍別や在留資格別の実態は十分に把握されていない。北村議員も、外国人運転者による死亡・重症事故の統計整備を求めた。さらに、不法就労や名義貸しの問題も浮上する。制度の隙間に行政が目を背ければ、社会の不安は深まる。求められているのは排斥ではなく、透明なデータと責任ある制度改革である。