この問題は、昭和女子中学校の入試問題として採用されたことから注目を集めています。問題の核心は、直径10cmの円の中に同じ大きさの正方形が5つある場合、その正方形の面積を求めることです。初見ではかなり難解に感じるこの問題ですが、ポイントは対角線を利用することです。正方形の対角線の長さが円の直径と一致することから、対角線の長さは10cmです。したがって、対角線を使って面積を求める公式を適用すると、正方形の面積は50平方センチメートルです。そして、円の中にある5つの正方形の面積を等しく分けることで、答えは5分の1の10平方センチメートルとなります。問題の解法を見つけるのは簡単ではありませんが、このひらめきが合理的な解答へと導いてくれるのです。