正義の母は長年、家族のために尽くしてきた優しい女性だった。しかし突然の入院をきっかけに、同居していた義妹・ナナエは「介護なんて絶対無理」と言い放ち、彼氏の家へ逃げることを決める。さらに「葬式したら遺産だけよろしく」と冷たい言葉を残し、母の通帳や貴重品まで持ち去ってしまった。そんな中、正義と妻の純は義母を支えることを決意する。純は「本当の娘のように大切にしてくれた人だから」と、義母との同居を申し出た。リハビリを続けた義母は少しずつ元気を取り戻し、やがて正義の仕事まで支える存在になっていく。実は元銀行員だった義母の才能が発揮され、店の業績は大きく伸びていった。それから3年後、義母の葬儀を聞きつけたナナエが突然現れる。「私の遺産はいくら?」と権利を主張する彼女。しかし、義母とは法的な親子関係がなく、遺産を受け取る資格がないことを知らされる。