スイス山岳地帯で郵便を届けるハンス部長の信念は、ドイツの最新技術が世界最強というものだった。そして、800万円の新車アウディが導入されると確信に満ちていた。しかし、政府支援プログラムから提供された15年落ちの日本車スバル・レガシーも同時に運用されることに不満を隠せない様子だった。アルプスの過酷な雪道で結果が出る前提で始まった実験。最新のアウディがたび重なる故障や整備時間を要する一方で、スバルは一切の問題を起こさずに安定した稼働率を維持。燃費に優れ、修理もほぼゼロ。この現実に配達員たちは戸惑い、ハンス自身も認めざるを得なかった。「価格ではない、本物の性能だ」とハンスは結果を振り返った。他支部もこの報告書に注目、日本中古車への評価が高まりつつある。