雅子様の髪型には知られざる秘密が隠されていました。大学時代からの十年間、雅子様のヘアスタイルはただ治さんという美容師が手掛けてきました。当初はショートヘアでしたが、多田修さんは前任者から継承する形で「プリンセスボブ」へと変化を遂げました。1992年の年末に雅子様がたださんの元へ訪れた際、何かを伝えようとしましたが、慌ただしくその場を後にしました。そして、年明けには皇太子妃内定のニュースが流れ、これが雅子様の秘密を明らかにする契機となりました。雅子様はご婚約の記者会見でもたださんを信頼し続けました。華やかなイエローのドレスに帽子を被り、その夜にはお色直しが必要となりましたが、たださんは雅子様にブルーのリボンを使った特別なヘアセットを仕込みました。リボンのピンの外し方を雅子様に伝え、その場を後にしましたが、雅子様の髪型は最後まで崩れず、その優雅さを保ち続けました。