モンゴルの首都ランバートルで開催されたフレルスプ大統領主催の晩餐会において、雅子様の姿は驚きと感嘆を呼びました。通常、このような重要な外交の場ではロングドレスを選ばれることが多い中、雅子様は美しい着物姿で登場されたのです。着物はその華麗さとは裏腹に、帯を強く締め、長時間姿勢を保たねばならない特別な装いで、体調が万全でなければ着ることができません。雅子様のこの選択には深い意味が込められていたことでしょう。会場にあらわれた雅子様の姿は日本の品格そのものであり、一つひとつの動作に優雅さが漂っていました。モンゴルの方々もその立ち居振る舞いに魅了されている様子でした。さらに、天皇陛下のスピーチ後やリオラの演奏後に、陛下の席に向かわれる際には、雅子様は優しい視線を送られ、その場の人々は温かい敬意を込めて雅子様に目を向けていました。雅子様の存在は、その場に特別な雰囲気をもたらしました。