1人目は名優・織田裕二。映画「踊る大捜査線 THE MOVIE 2」撮影時、体調不良に苦しみながらも弱音を吐かず、退院直後には舞台挨拶に登壇。その堂々たる姿が、公で見られた最後の姿となった。2人目は俳優・渡哲也。重病の手術により片腕の自由を失う危機に直面しながらも、公には一切明かさず、療養を「ヨーロッパ旅行」と偽装。驚異的な精神力でわずか2か月で復帰した彼は、最後まで「ダンディな渡さん」で在り続け、自宅で静かに息を引き取った。3人目は女優・夏目雅子。希少性が高い白血病を患いながらも、美学を貫き、病状を一切公表しなかった。腹水がたまり苦しい状況でもドラマ撮影を強行。「命を削ってでも演じ切った女優」という伝説を残した。そして4人目は司会者・逸見政孝。末期肺がんが脊椎に転移し激痛に苦しみ、高熱で歩行も困難な状態でも、仕事を休むことを拒否。最終収録での姿は、彼のプロ意識の象徴的な瞬間だった。この4人は、生涯をかけて「魅せる」という芸能人の宿命を背負い続けた、その姿は今もなお、多くのファンの心に刻まれている。