プロ野球界を震撼させた、落合博満監督による内川聖一選手の違反バット指摘事件。2011年日本シリーズでの出来事だが、今回は内川選手以外にも違反バット疑惑や実際に使用していた選手4人をご紹介する。
まず内川選手のケースでは、落合監督の指摘によりグリップのテーピングの下から異物が発見された。しかし、これは違反バットではなく、内川選手は動揺したものの、その後も問題なくバットを使用している。一方で、世界のホームラン王・王貞治氏は圧縮バットを使用していたことで有名だ。圧縮バットは当時ルール違反ではなかったものの、王氏の引退後、使用が禁止されたという経緯がある。その他にも、コルクバット使用で出場停止処分を受けたサミー・ソーサ選手や、滑り止めスプレー使用疑惑が持ち上がったランディ・バース選手など、様々なケースが存在する。不正が横行していた時代もあったが、現在は厳格なルールのもと、選手たちは正々堂々としたプレーでファンを魅了している。