毎日持ち歩く財布の中には、気づかぬうちに「お金が逃げていく物」が潜んでいる。 しかも、その正体は高価な物ではない。むしろ、何気なく入れたまま放置した小さな習慣こそが、残高を静かに減らしていくのだ。第五位は、使う予定のないポイントカードの束。 持ちすぎる人ほど管理が甘くなり、支出の流れまで乱れていく。第四位は、期限切れのクーポン。 得をしたい気持ちで残しても、結局は使えず、無駄な記憶だけが積み重なる。第三位は、小銭で膨らんだ財布。 重くて閉まりにくくなると、中身を確認しなくなり、減る流れが止まらない。第二位は、何か月も前のレシート。 過去の買い物を持ち歩く人ほど、これからの出費を見直せない。そして第一位は、いざという時のために入れたままの一万円札。 安心のつもりが、崩す口実を生み、その日のうちに消えていく。 財布は入れる場所ではなく、選ぶ場所なのだ。