実は、施設に入らない高齢者には、毎日欠かさない自立習慣がある。 八十二歳で今もリュックを背負い、旅先で新しい趣味に胸を躍らせる人がいる一方、少しの転倒をきっかけに生活の自由を失う人もいる。その差は運ではない。まず一つ目は、トイレ・食事・着替えを自分で行う身体の自立だ。特に転倒は最大の敵で、筋肉の貯金を守るために椅子スクワットや毎日の歩行、十分な睡眠が欠かせない。 二つ目は、孤独を恐れない心の自立。待つことをやめ、自分だけの朝の儀式や感謝ノートで心を整える。 三つ目は、お金を自分で管理し守る経済の自立。詐欺には即断る。 四つ目は、学び続ける知的自立。スマホや趣味が毎日に光を与える。 五つ目は、別れを受け入れる魂の自立だ。準備こそ、尊厳ある老後を支える。