古手川祐子の衝撃の現在は、今なお多くの人の記憶を揺さぶっている。1976年、17歳で「ミス・サラダ」のコンテスト全国1位に輝き、映画『星と嵐』で鮮烈なスクリーンデビューを飾ると、『西部警察』では渡哲也の妹役として一気にブレイクした。以後は、きれいさと可愛らしさを併せ持つ正統派女優として、数々の作品で輝きを放った。しかし、27歳で俳優・田中健と結婚し、理想の夫婦と称賛される一方で、夫婦の歩みは次第に揺らいでいく。田中が家を出たのは、家族の協力が得られなかったことも背景にあったという。転機は40歳の誕生日の翌日、田中からの電話だった。「実は好きな人ができた」と告げられた彼女は、娘に相談し、「私は大丈夫だから、あなたはわかりなさい」と言われ、ようやく心を決めた。