ビートたけしが「天才だ」と絶賛した芸人を挙げるには、まずその圧倒的な才能が際立つ3人が頭に浮かぶ。彼らの存在は、たけし自身の言葉によってさらに特別な輝きを放つ。まず挙げられるのはサンドウィッチマンだ。たけしは「彼らの漫才は完成度が高すぎて悔しい」とまで本音を漏らしたという。特にツッコミとボケの息の合ったやり取りには圧倒され、「自分が若い頃、もっとこうありたかった」と悔しさ交じりにその才能を称賛している。さらに彼らを「関東漫才の完成形」と評し、共演を熱望するほどリスペクトを隠さない。次に挙げられるのは、伝説的な漫才ユニットが披露した「必殺仕事人」のネタに感動したというエピソード。滅多に涙を見せないたけしが爆笑とともに涙を流したのは、その芸人たちのパフォーマンスが初めてだった。「また一緒にやりたい」と言うたけしの本音には、その才能への惜しみない賛辞が伺える。そして最後に「志村けん」の名が挙がる。志村のコントは緻密さと想像力が凝縮され、ライバルたけしをして「天才だ」と言わしめた。「彼はそのまま天国で笑いを届ける幸せ者だ」と語られるエピソードは、たけしが芸人として彼をどれだけ尊敬していたのかを物語っている。