幕府の取り締まりにより鳥山検校と濡れ衣を着せられた瀬川が捕えられるなか、津田は彼女を救うため奮闘し、瀬川を支えようとする。釈放され一時的に自由を得た瀬川は、鳥山との離縁を果たし、新たな生活を模索するが、抱える過去や恨みから身の安全を案じていた。津田との絆が深まり、共に新しい店の開業を目指すも、瀬川は自らの存在が津田の夢の障害になると悟り、吉原から姿を消す決断をする。津田との再会を願いつつ、瀬川はその夢を守るため、自分の道を選ぶのだった。