離婚して半年経ったある日、元夫の駿介から「家が散らかっているから早く帰って家事をして」と連絡が入った。駿介は「十年の夫婦生活で俺が支払った生活費3000万円から、お前の労働価値1200万円を引くと1800万円の負債がある」という常軌を逸した理論を振りかざし、私を無償の召使いとしてこき使おうとしてきた。私がそれを一蹴すると、彼はあろうことか私の会社へ怒鳴り込み、威力業務妨害の騒ぎを起こした。当然、取引先である会社は激怒。駿介はクビになった上、会社からも訴えられる事態に陥った。現在、駿介は多額の賠償金と借金を抱え、かつて私を虐げていた母親の身勝手な世話に追われる日々を送っている。母親からは物を投げつけられ、バイトを掛け持ちする彼を見て、ようやく「負債」を抱えて生きる苦しみを理解したようだ。私を縛り付けていた鎖はすべて断ち切られ、私はようやく自分自身の穏やかな人生を取り戻している。