アメリカの高校に転校してきた日本人少女、ヒナ。教室では「さっさと国へ帰れよ」と、その存在を嘲笑する声が響いていた。そんな中、アメリカ人の男子生徒トミーは、ヒナを標的にした冷たい遊びを続けていた。廊下ですれ違うたびにヒナに物をぶつけ、「空手の黒帯なんだろ?さぁ避けてみろよ!」とからかう日々。しかし、ヒナは反論することなく、その場を去るだけだった。放課後、ヒナは街の空手道場で稽古に励んでいた。同級生のエミリーがその様子を目にし、彼女に声をかける。「凄いね、ヒナ!君って一体…?」ヒナは微笑みながら「黒帯です。でも、空手は人を傷つけるためのものじゃない。人を守るためのものです」と語る。その瞳には強い意志が宿っていた。ところがある日、トミーがエミリーを傷つける事件が起きる。泣きながらノートを拾い集めるエミリーを見て、ヒナの拳は静かに震えた。「ごめんなさい、お父さん。でも友達を守らなきゃ。」放課後、ヒナは食堂でトミーの前に立ちふさがった。「なんだよ、やる気か?」と嘲笑するトミー。しかし次の瞬間、ヒナの流れるような動きがトミーの腕を払う。そして、攻撃を仕掛ける彼を投げ飛ばした。さらに襲いかかるトミーの仲間たちも、最小限の動きで制圧。誰一人、ヒナに触れることすらできなかった。