華やかな芸能界の表舞台を離れ、静かな施設で人生の終幕を迎えた者たちがいる。 その一人、田中さんは高熱で二週間の入院を経て足腰が弱り、「妻に迷惑をかけたくない」と自ら老人ホーム入居を決意した。月20万円ほどの一般的な施設で、家族の支えを受けながら穏やかに暮らし、静かに最期の日を迎えた。二人目は、右股関節の病気と目の不調で活動を休止し、やがて歩くことさえ難しくなった人物だ。老人ホームでリハビリ療養を続けたが、入退院を繰り返し、2024年1月、63歳で息を引き取った。最後は施設ではなく、入院先の医療機関だった。三人目の志賀幸太郎さんは、脳梗塞で倒れた後、介護施設で療養を続けた。右半身麻痺と失語症が残り、車椅子生活でもリハビリを諦めなかったが、翌年に肺炎を発症。71歳でその生涯を閉じた。